嫌われる勇気?
この本の中で、「他者が自分をどう思うかは他者の課題であり、自分がコントロールできるものではない。」の部分は目から鱗でした。
私は電子書籍(kindle版)を購入。

『嫌われる勇気』は、アドラー心理学を解説した自己啓発書で、青年と哲人の対話形式で物語が進んでいきます。
この本のエッセンスは、過去にとらわれず、他者の目を気にせずに「いま、ここ」を自由に生きることの重要性を説いています。
主なポイントは以下の通りです。
1. 原因論ではなく目的論
- 過去のトラウマにとらわれるのではなく、「今の目的」に焦点を当てる。
- 過去の経験が今の自分を決定するのではなく、自分が経験に与える意味によって自己決定する。
- 例えば、「過去のトラウマのせいで今の自分が不幸だ」と考えるのではなく、「今の目的のために過去のトラウマを利用している」と考える。
2. すべての悩みは対人関係の悩み
- 人間の悩みは、すべて対人関係に起因する。
- 他者からの承認を求めず、自分がどうしたいかに重点を置く。
- 他者の期待を満たすために生きるのではなく、自分の人生を生きる。
3. 課題の分離
- 自分の課題と他者の課題を分離し、他者の課題に介入しない。
- 他者が自分をどう思うかは他者の課題であり、自分がコントロールできるものではない。
- 例えば、子供が勉強するかどうかは子供の課題であり、親が介入すべきではない。
4. 共同体感覚
- 自己中心的ではなく、他者への貢献を意識する。
- 他者貢献を通じて、自分の居場所を見つけ、幸福を感じる。
- 貢献とは、他者に役立つことであり、必ずしも目に見える形である必要はない。
5. 「いま、ここ」を真剣に生きる
- 過去や未来にとらわれず、「いま、ここ」に集中する。
- 人生は連続する刹那であり、過去の延長でも未来の準備段階でもない。
- 瞬間瞬間を大切に生きることで、充実した人生を送ることができる。