Trend Vision One?
Trend Vision Oneは、トレンドマイクロが提供する統合サイバーセキュリティプラットフォームです。
以下に、その主な特徴と機能について日本語でまとめました。
https://www.trendmicro.com/ja_jp/business/products/one-platform.html
主な特徴:
- 統合管理:
- 複数のセキュリティ製品からのデータを単一のコンソールで統合的に管理し、セキュリティ運用を効率化します。
- エンドポイント、メール、クラウド、ネットワークなど、さまざまなセキュリティレイヤーを横断して可視化します。
- XDR(Extended Detection and Response):
- 高度な脅威検出と対応を可能にするXDR機能を提供し、サイバー攻撃の全体像を把握し、迅速な対応を支援します。
- リスク可視化:
- セキュリティリスクを可視化し、優先順位付けを自動で行うことで、最も重要な問題に集中して対応できます。
- ASRMによるリスクの可視化も可能です。
- ゼロトラストセキュリティ:
- アクセス制御などの機能を通じて、ゼロトラストセキュリティの実現を支援します。
- 多層防御:
- トレンドマイクロの広範な製品群と連携し、多層的なセキュリティ防御を提供します。
- 人材不足の解消:
- セキュリティ人材のリソース不足を解消するために、自動化された分析と対応機能を提供します。
主な機能:
- 脅威検出と対応:
- マルウェア、ランサムウェア、その他のサイバー脅威を検出し、自動または手動で対応します。
- EDRとXDRを提供します。
- 脆弱性管理:
- システムやアプリケーションの脆弱性を特定し、管理します。
- インシデントレスポンス:
- サイバー攻撃が発生した場合に、迅速な対応を支援する機能を提供します。
- ログ分析とレポート:
- セキュリティログを分析し、詳細なレポートを生成します。
Trend Vision Oneは、企業が複雑化するサイバー脅威に対応し、セキュリティ体制を強化するための強力なツールです。
EDR、NDR、XDRの違いを表にまとめました。
項目 | EDR (Endpoint Detection and Response) | NDR (Network Detection and Response) | XDR (Extended Detection and Response) |
監視対象 | エンドポイント(PC、サーバーなど) | ネットワークトラフィック | エンドポイント、ネットワーク、クラウド、メールなど、複数のセキュリティレイヤー |
主な機能 | エンドポイントにおける不審な挙動の検知、マルウェア感染などの脅威の特定と対応、エンドポイントのログ分析と可視化 | ネットワークを流れる通信の監視、不正な通信や異常な挙動の検知、ネットワークベースの攻撃の特定と対応 | 複数のセキュリティ製品のデータを統合的に分析、脅威の相関分析と全体像の把握、自動化された脅威対応 |
特徴 | エンドポイント内部の詳細な活動を把握し、高度な脅威を検知することに特化 | ネットワーク全体の通信を監視し、早期の脅威検知や侵入検知に強み | 広範なデータソースを活用し、より高度で包括的な脅威検知と対応を実現 |
分析範囲 | エンドポイントのみ | ネットワークのみ | 複数のセキュリティレイヤー |
対応範囲 | エンドポイントのみ | ネットワークのみ | 複数のセキュリティレイヤー |
この表から、それぞれの技術が監視対象と機能において異なる役割を担っていることがわかります。