Prisma SASE 3.0？

Prisma SASE 3.0は、パロアルトネットワークスが提供するSASEソリューションの最新バージョンであり、現代の企業が直面するセキュリティとネットワークの課題にさらに対応するため、大幅に機能が強化されています。

Prisma SASE 3.0の主な特徴は以下の通りです。

SASE統合ブラウザ「Prisma Access Browser」の提供:
- ChromiumベースのエンタープライズブラウザをSASEに統合することで、管理対象外デバイスも含めた広範なデバイスに対して、より強固なセキュリティ制御を可能にします。
- ブラウザを介したデータ損失防止（DLP）や脅威防御などのセキュリティサービスを提供し、ユーザーの利便性を損なうことなく、セキュリティを向上させます。
AIを活用したデータ保護の強化:
- AI技術を活用し、リアルタイムでのデータ利用状況の可視化やリスク分析を強化します。
- 機密データの動向を包括的に監視し、データ漏洩のリスクを低減します。
自律型デジタルエクスペリエンス管理(ADEM)の機能強化:
- ADEM機能の向上により、更にユーザーエクスペリエンスの向上を計る。
ゼロトラストセキュリティの拡張:
- 管理デバイスだけでなく、管理対象外デバイスにもゼロトラストセキュリティを拡張し、あらゆるデバイスからのアクセスを安全に保護します。

Prisma SASE 3.0は、特に以下の課題に対応します。

このように、Prisma SASE 3.0は、セキュリティとネットワークの統合をさらに進化させ、現代の企業が直面する様々な課題に対応する包括的なソリューションとなっています。

Prisma SASE?

Prisma SASEの主要コンポーネントと機能:

コンポーネント	主な機能	説明
Prisma Access	セキュリティサービス	・SWG（セキュアWebゲートウェイ）<br>・CASB（クラウドアクセスセキュリティブローカー）<br>・ZTNA（ゼロトラストネットワークアクセス）<br>・NGFW（次世代ファイアウォール）<br>・DLP(データ損失防止)<br>・リモートブラウザ分離(RBI)
Prisma SD-WAN	ネットワーク最適化	・ソフトウェア定義広域ネットワーク機能<br>・アプリケーションベースのルーティング<br>・トラフィックの最適化
ADEM（自律型デジタルエクスペリエンス管理）	ユーザーエクスペリエンス管理	・エンドユーザーエクスペリエンスの監視と分析<br>・パフォーマンスの問題の特定と解決<br>・機械学習による最適化

Prisma SASEの利点:

利点	説明
包括的なセキュリティ	複数のセキュリティ機能を統合し、高度な脅威から保護します。
ネットワークの最適化	SD-WAN機能により、ネットワークパフォーマンスを向上させ、遅延や帯域幅の問題を軽減します。
運用の簡素化	統合されたプラットフォームにより、セキュリティとネットワークの運用を簡素化し、管理コストを削減します。
柔軟なリモートアクセス	場所やデバイスに関係なく、安全で快適なリモートアクセス環境を提供します。
ユーザー体感の向上	ADEMにより常にユーザー体感を最適化する。
常に最新のセキュリティー	クラウド配信のため常に最新のセキュリティーが提供される。
AIによるセキュリティー向上	AIを活用し、高度な脅威検出、およびデータ保護をおこなう。

Prisma SASEの主な利用シーン:

最新の動向:

パロアルトネットワークスは、Prisma SASEの機能を常に拡張しており、最新の脅威に対応するための新しいセキュリティ機能や、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための機能を追加しています。

Prisma SASEは、組織が現代のセキュリティ課題に対応し、安全で効率的なネットワーク環境を構築するための強力なツールです。